ブログをやりたいとずっと思っていた。過去に4~5回はチャレンジしている。でも、続いたためしがなかった。
1本書くのにものすごい時間がかかったり、何を書きたいのかわからなくなったりした。「どんなブログにしたいのか?」という方向性みたいなものも、まったく定まらなかった。
読書を習慣にするのにも失敗していた。本が大好きなのに、本を読むのは好きじゃないみたいだった。言い訳とわかってはいるけれど、たぶん、仕事に家事に育児に40代は忙しすぎた。
下の娘が中2になり、仕事も凪のような状態になった一昨年の秋、今度こそ読書を習慣にしようと思い立った。年末までに10冊を一気に読んだ。そのなかの1冊が『小泉今日子書評集』だった。
2005~2014年までの10年間、毎週日曜の読売新聞に掲載されていたキョンキョンの書評。裏表のない言葉が、すーっと心に入った。読んでみたい本がたくさん見つかった。もっと読みたい、私も書きたい、と思った。
年が明けて、新年の抱負が冷めないうちに1本目を書いた。文章にすると、読んだ本が「特別な1冊」になる気がした。最低でも月1冊、できれば2冊を目標に、1年で18冊もの「特別な1冊」ができた。
1年前の私は、迷っていた。派遣先の今の職場は、納得のいくセカンドキャリアを見つけるまでの停留所。50代、これからの10年をどうしようかと、ずっとそればかり考えていた。自信がなく、何がしたいのかもよく分からなかった。
でも、そのときの気分で選んだ1冊1冊が、そのときの心に必要な栄養を与えてくれた。サプリを摂るように、私は本を吸収した。
光浦靖子さんのエッセイを読んで吹っ切れ、心理学の専門書を読んで覚悟がきまり、秋には「やってみたい」と思える仕事に出会えた。病気が見つかっても、落ち着いて受け止めることができた。
それもこれも本のおかげ。やっと自分らしく、肩の力を抜いて生きていけそうな気がしている。2026年も、本との出会いを楽しみたい。
