現代では、精神的ストレスが自律神経を乱す最大の要因のひとつとなっている。しかし、その精神的ストレスを生んでいるのは、実は自分自身の偏った考え方(認知のゆがみ)だった! 自律神経を乱す「10の思考のくせ」を見直してストレスを減らし、心身の不調を解消しようというのが本書の主旨。
「10の思考のくせ」にはどれも大なり小なり思い当たるフシがある。でも、本当にトホホなくらい最近の私にドンピシャだったのが、「よい面を無視して悪い面だけをとらえる思考」、「0か100か、物事を両極端に分けて決めつける思考」、「根拠もないのに悪い結論を出してしまう思考」の3つ。年明けからずっと体調が不安定だったのは、思考が極端な方向に暴走していたせいだったのだ。
実は一昨日まで直腸の手術で入院していたのだけれど、手術日が決まってから入院までのひと月半、入院までにあれもこれも片づけておこう、万全の体調で手術に臨もうとがんばりすぎた。スマートウォッチの健康メトリクスを毎朝チェックし、数字の良し悪しに一喜一憂。ちょっと数字が悪くなると、どこか体に問題があるのではと不安になった。
ぐっすり眠れず、朝から体が重い日が何日も続いて、ようやく気づいた。気持ちの問題としか考えられない。自律神経が乱れてるんじゃ??・・・と思うに至るまでに、ひと月半かかった(哀) 体調を整えようと意識高めで過ごした結果、意識が高すぎて体調を崩すという。。。
入院1週間前にこの哀しい事実に気づけたおかげでなんとか心身立て直し、落ち着いて手術を受けることができた。間に合ってよかった。
考え方のくせを変えない限り、ストレスはなくならない。自分のネガティブ思考が自律神経を乱す(ひいては体調を崩す)原因になっているのだと、よーく肝に銘じたい。いい勉強になりました。
| 書名 | ストレスや不安を抱える人へ 自律神経が整う考え方 |
| 著者 | 原田 賢 |
| 出版社 | 朝日新聞出版 |
| 出版年月 | 2021年6月 |
| ページ数 | 256ページ |

